踊りつかれて
(塩田武士著)を読了。2025年の5月ごろに出版されていて何かの新聞の書評欄に取り上げられているのを読んで「面白そう」と図書館で予約。9カ月で手元に届いた。
自分が好きだった才能ある芸人と歌手。この人たちが「ある不道徳な振る舞い」をしたことで、匿名SNSや暴露系週刊誌でとてつもなく罵詈雑言を浴び、芸人の方は自殺してしまう。そのことに憤りを感じたこの人は「匿名のスナイパー」として攻撃した83人の個人情報をネットにさらすのである。その結果・・。
匿名SNSによる誹謗中傷も問題は、この本でも十分描かれており、みなさんの感想にも書かれているので割愛して、ネタバレになるかもしれないが、私が恐怖に感じたのは2012年に起きた「尼崎事件」がモデルであろう出来事である。全く他人が家庭に入り込んで、その家族を支配する。警察は「民事不介入」であてにならず、そもそもが支配されるようになって逃げられる状況でも逃げなくなってしまうという精神状態。読みながら、というより読み続けるのが辛くなる出来事だった。現実の事件では主犯格の女性は刑務所で自殺している。こんな目にはあいたくないものである。(当たり前じゃ)
今日は走った。5kmをキロ6分32秒。
『踊りつかれて』


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