ペテン師と天才
(神山典士著)を読了。佐村河内守と新垣隆とその周辺の人々の話。もちろん、ペテン師は佐村河内氏で天才は新垣氏。当時は「なんか、作曲家でゴーストライターしていた人がいる。」「作曲したって言ってた人は聴覚障害を装っていた。」ぐらいの認識だったの。なんと佐村河内氏は広島市の出身で私の1歳年上。もちろん縁もゆかりもない人だし、掠ることもなかった。宗徳高校出身のようだが、そこに知り合いもいない。この本を読むと「被爆2世」「聴覚障害者」ということで、「?」っていうことがあってもなかなかつっこまれなかったようである。五木寛之は著書に推薦文書くし、秋葉元広島市長も見事にひっかかっている。いやー、気をつけなければ。
対する新垣氏は音楽に関しては早熟で素晴らしい才能の持ち主らしい。実直で真面目で控えめ。しかし、佐村河内と出会ったことで、佐村河内がおぜん立てしたオーケストラで自らの曲が演奏され指揮をすることに音楽家としての満足感を感じてしまう。ある意味お互いに足りない部分を補っている関係。これで「プロデューサー佐村河内」「作曲者新垣」なら問題なかったのかもしれない。でもそれでは、マイナー産業であるクラッシック界では売り物にならなかったということかも。やはり「弱者」っていうキーワードが「売り」になってしまっている。
ところでこの本で「広島県人の性格は・・・」っていう記述があるのだが、たまたま佐村河内みたいな奴がいただけで、広島県人は関係ないのでは?と思ってしまったが、そういや河井克之って人もいたよなあ。
今日は13㎞をキロ6分52秒。ペテン師と天才
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