硫黄島
子どもの頃母親から「2番目の伯父さんが一番親孝行」「伯父さんが硫黄島で戦死したからばあちゃんに恩給が入っている。」と聞かされていた。父方の伯父である。祖母の実家に行くと「遺影」が飾られていた。
疑うわけではないが、こういうことは「口伝」ではなく、「確たる証拠」が欲しいと思い、昨年、広島県健康福祉局社会援護課に軍歴証明書を請求した。必要書類は私と伯父の関係がわかる戸籍抄本一式である。まずは祖父の戸籍をとり、伯父と親父が兄弟であることがわかり、伯父の戸籍をとり私が親父の息子であることがわかり、何でかおれが筆頭の戸籍もとって、請求したら証明書が送られてきた。
画像は上げてないが 「南方・台湾方面陸上部隊(航空・船舶部隊を除く)略歴」には伯父が属していた「独立混成第17連隊第3大隊部隊略歴」として、この部隊の動きが書かれていた。昭和19年7月10日に横浜港を出発したが、故障で引き返したり、7月15日には敵潜水艦の攻撃を受けて撃沈という記述もある。が、轟沈されたという記述もあるが7月20日に小笠原群島父島に上陸し、8月20日に硫黄島に進出、翌年に2月11日に敵が上陸し、3月20日には「全員戦死」と書かれている。最後には「小笠原群島で兵団長栗林中将の指揮下にあり。」という記述もある。
親父は七男でまだ妹2人いたので9人兄弟。ということで俺のいとこも相当数いる。が、こういった資料を持っているのは俺だけだと思う。その親父の兄弟妹も生きているのは妹(俺にとっての叔母)一人だけになっている。
今日は3時間30分で25km。
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