搾取都市 ソウル
(イ・ヘミ著)を読了。
住宅の問題である。違法な住居(家賃を稼ぐために住居を細かく区切っている)に住まざる負えない人々。特にソウルにある大学に通っている大学生の住居の問題。寮を建築しようとすると、違法な住居で若者から搾取している大家が(裏に隠れて)反対運動を起こすという・・。いろいろ考えさせられたのだが、ソウルにある大学に通うというのは、才能もあって「恵まれた大学生」なのである。にもかかわらず・・。ソウル一極集中の問題もあるようだ。受験も厳しく徴兵制があるこの国の若者たちは、日本の若者と比較すると随分過酷な状況にある。にもかかわらず、この本からは日本の若者よりも幸せな感じは伝わってこない。コストの割に見返りが少ない気がする。一人当たりのGDPは日本を追い抜いているのに。
今まで見た韓国ドラマでは、屋上に住む人が割といた。これも家賃が安く設定されているようだ。
今日は3時間走を目指して、涼しかったせいもあり3時間を超えて走る。キロ7分56秒の25km。
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