漂流記の魅力
(吉村昭著)を読了。
江戸時代、漂流して外国(ロシア)に流れ着き、結果的に世界一周した若宮丸の乗組員の話しである。これが滅法面白く、異国の地ロシアでただの船乗りだった善六が才覚を表しそのままロシアに残ったり、善六と対立してあくまで日本に帰りたがる津太夫他2名。他に病気になったり、急に帰りたくなくなったり、さらには日本に帰ってもしばらくは非情なくらい冷たい扱いを受けたり、その結果、精神に異常をきたして刃物を口の中でかき回し、衰弱していったりで、もし自分だったらどうしたか、と考えさせられる。
最近仕事が忙しくなった。月は走れず。昨日は6kmをキロ6分43秒。今日は7kmをキロ7分09秒。
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