78歳 いまだまんが道を・・
(藤子不二雄Ⓐ 著)を読了。この本を出版した時点で78歳。現時点で87歳。ご健在である。
いつの頃か覚えていないのだが、「藤子不二雄」作品といっても『ドラえもん』と『魔太郎が来る』では全然違っていたので、「これって、別々に書いてるんだろうなあ。」と感じていたか訳知りの友人から聞いていたか・・・、違うことははっきり認識していた。『ドラえもん』も当然面白いが、『魔太郎が来る』とか『プロゴルファー猿』とか癖になる作品だと思う。何といっても映画の『少年時代』は素晴らしく、その誕生の話もあって面白く読めた。(特に井上陽水氏に曲を依頼する話とか)
トキワ荘時代の手塚治虫氏を筆頭に、私でも知っている赤塚不二夫氏、石ノ森章太郎氏、そして藤子F不二夫氏も亡くなり、さらにこの前はさいとう・たかを氏も亡くなり、昭和の漫画界の生き証人的な人物となっているのだろうか・・。何となく新選組の生き残り永倉新八を思ってしまった。最後の方で「最近の(10年前だが)マンガがわからなくなり審査委員を降りた」という話は考えさせられる。こうなってくると、一体いつまで自分は新しいものを楽しむ能力を維持できるのか、と思ってしまう。
今日は10㎞をキロ7分52秒。こんなゆっくり走ったのに平均心拍数161。
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