盤上の向日葵
(柚月祐子著)を昨日読了。これもちびちび読もうと思ったのだが、終盤にきて結末が気になり、一気に読んでしまい寝不足。
将棋は駒の動かし方ぐらいしかわからないが、将棋の世界には興味がある。この小説には関係ないが、勝ち負けがはっきりする勝負の世界やかつて栄光を独り占めしていたが、ピークを過ぎて無冠にになっている羽生さんの心境とか・・。またAI将棋対人間というか、AI将棋の出す「妙手」がどのような意味を持つのかとか・・。
この小説にも当然「3三銀」(あってるのかこんな書き方で)とか将棋の場面が出てくるのだが、残念ながら「あっと驚く手」と書かれていてもよくわからない。しかし将棋のことはしらなくても十分ストーリーが気になるミステリーである。結末は書けないが。
たまたま見た『アンダードッグ』、傑作だと思った東野圭吾の『白夜行』、他にも天童なんとかさん(多分)の『永遠の仔』(多分)、そしてこの小説も「幼児虐待」が描かれている。辛いのだが、ちょっとこれは物語に深みを与えるための背景(ネタ)になっている気もする。昔なら「戦争経験」があっての・・ということかもしれない。悲劇的なことがあることによって、物語に衝撃を与えるということか。
水は12㎞をキロ7分20秒。木は9㎞をキロ6分19秒。昨日は走らず。今日は用事があってウォーキングを6㎞。
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