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2020年1月19日 (日)

書替えられた国書 徳川・朝鮮外交の舞台裏

(田代和生著)を壱岐往復フェリーの中で読了。対馬行きならもっと面白く読めたかもしれないが、かなり面白かった本。

 ひょんなことから『柳川一件』なるものを知り、調べてみたらネタ元(参考資料)はほとんどこの本だった。話はズレるが、『柳川事件』で検索すると、三代目山口組の武闘派柳川組のことが出てくる。

 そんな柳川組とは全く関係ない。

 この事件のポイントは

①壬辰倭乱(文禄・慶長の役)後、対馬藩では国書を偽造して、李氏朝鮮との交易を回復した。農地がほとんどない対馬藩にとって、この交易復活は死活問題であった。

②この偽造や交易を担当していたのは、家老の柳川氏。この柳川氏は幕府重臣にも取り入り、宗氏の家臣でありながら、幕府からも領地をもらういわば旗本的存在。

③柳川調興がだんだん主家である宗氏をないがしろにし、それに対して、藩主の宗義成も対抗する。そのうち宗義成も朝鮮との交易に自信を持ち始めたことに対して、柳川調興は「対馬藩は偽の国書を作成し、朝鮮との交易を宗氏に利益があるようにしている」と訴えた。

④調興の狙いは、朝鮮との交易を幕府直属にしその担当者となること。

⑤幕府重臣の多くが柳川調興派、しかし宗氏の味方の大名もいる(伊達政宗等)。この裁きが三代将軍家光の御前で行われた。さて、その裁きは・・

 家臣が藩主を訴える「下剋上」。そしてその裁きを将軍自らが行う。家光が出した結論にもなかなか考えさせられるものがあった。今の日韓・日朝関係にも言えるかも。30年近く前に出版された本のようだけど。

 金曜は走らず。昨日は10kmをキロ6分24秒。今日は20kmをキロ6分47秒。2時間走のつもりだったが切りのいいところで20km。

 

 

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