ペテロの葬列
(宮部みゆき著)を読了。
『誰か』、『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズの3作目・・・。なのだが、前2作をかなり前に読んでいたため、すっかり忘れている。
かなり前に読んでこの作品をすぐに読まなかったということは「もう、別にいいかなあー。」と思っていたのかもしれない。
しかしながら、図書館で見かけ借りて読み始めると、夢中になって読んでしまった。冒頭のバスジャック事件はただの導入で、主人公たる杉村氏に驚愕の出来事が起こってしまう・・。ネタバレになるが、ハッピーエンドではない。じわじわと普通の生活に潜む「悪を自覚しない悪意」。
過去の2作品を読み返してみたいが、おそらく「もういいかなあー。」と思ったのは、なんとなく主人公の杉村氏の「幸せなような漠然とした不幸」を感じていたのかもしれない。
本日12km。昨日は2時間のLSDで7分10秒で16.8km。
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