いまさらながら・・
『もの食う人々』(辺見庸著)を読んでいる。
でー、戦後まもなくフィリピンに逃げ隠れていた日本兵部隊が、現地の人を捕まえて、食っていた、という話がある。つまり共食いである。
そのことについて、裁判の記録もあり、辺見さんの文章からでっちあげとも思えず、多分事実なのだろう。
で、面白い、といっては不謹慎なのかもしれないが、案内してくれた現地の爺さんも
「わしも食った。」というのがあった。日本兵を捕まえにいったとき、腹が減っていて、残していた鍋の肉を食べたそうな。
昔話のかちかち山でも、爺さんが、それとは知らずに狸に殺された婆さんを食ってしまうが、やっぱり、人肉と知らなかったら、食えるのではないか、と思う。
知っていて食えるかどうかだが・・。
別な話で、ジュゴンの肉がめちゃくちゃ旨そうだった。
今日は12km。キロ6分35秒。
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