日本の殺人
『日本の殺人』(河合幹雄著 ちくま新書)を読む。
面白い。「殺人」の分析も面白い。統計の面白さということもある。つまり、殺人事件に関する常識を覆す面白さ」ということだ。しかし、それ以上に著者のところどころの表現が面白いのである。バラバラ殺人は体力も知力もない人間のすることだとか・・・。時々、冷静な分析に著者の感情的な意見が入るのが面白い。
統計的な面白さでいえば、無差別殺人で殺される人より、ハチに刺されて死ぬ人が多いとか、交通事故死者数は確かに減っているが、それは24時間以内の話で、実際には交通事故が原因で死ぬ人は1万人以上とか、殺人事件で死ぬ人より家の風呂場で死ぬ人の方が何倍も多いとか・・。
図書館で借りてもう返したので、うろ覚えなのだが他にも興味深い記述はいくつもある。読んで損はしない本である。
今日はレース後なのでジョグ。15kmを1時間38分50秒くらいで。
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